いろいろな部品の記録

 電気電子エンジニアとして、時として面白い部品に出会うことがあるので記録しておく。基板には抵抗、コンデンサ、コイルと基本的な昔からある部品が搭載される。一方で電気自動車をはじめとして、これまで機械分野と考えられていた分野にも電子部品が搭載されるようになってきた。そういった分野においてはこれまでと違う環境、使い方がなされるため発想の豊かな部品がある。そういった部品を見てきた記録。
 車の部品では振動を抑えるために2,3個まとめて固定して特殊な金属ではさみ、基板から浮かせるコンデンサがあるらしい。さまざまな路面環境による振動を考えての発想だろう。紹介ではサスペンションを模していると聞いた。また、接続面に有機剤を塗っているものもあった。俗に言う耐震シートみたいで、身近なものから発想を得ているのがすばらしいなと思った。
 そういえばプリントできるフレキシブル基板というものもあったが、身近な生活用品が逆輸入されているようで面白い。個人的には毎日一個ばかばかしいアイデアでもいいがメモ等に書き残し手おきたいところだがなかなかできていないのが悩みだ。昔ロボットの生産に関わっていたとき、ケーブルの捻転で経年劣化により破損するということがあった。そのとき冗談で、ケーブルなくして可動ポイントに無線で信号送ってみようといってみたことがあったが、こういったことももうすぐ可能なのかもしれない。非接触電源供給では円形に加工した部品から電源供給できるような部品も出てきたようだ。こう考えてみると、物づくりも何でもいいからまずはイメージからはじめてみて、形にしていくのがいいのかもしれない。